道の駅知床・らうすの少し手前、ひときわ目を引く洗練された外観の宿が2018年にオープンしています。その名も「知床サライ」。「旅人が羽を休める日本の秘境の宿になれる様に」という想いを込めて命名されたそうです。
北方領土である国後島を正面に望む海に面した立地と、北海道道東産の食材を使用したお食事。そんな「知床サライ」の魅力をご紹介します。
おしゃれで洗練された内観
知床サライに入ってすぐ目を引くのが、おしゃれな内装と暖炉。特に冬の間は暖炉に火が入っているので、凍えた体がじんわりと温まっていきます。近づきすぎると熱すぎるくらい!
チェックインカウンターの横には、かっこいいサライのステッカーなどお土産が販売されています。中でも目を引いたのはエゾシカの角!「どうやって使うんだろう…」と一瞬悩みましたが、加工してネックレスにするなどクラフトの材料として買っていく方が多いんだとか。
ホワイトボードには知床羅臼の他、道東の観光情報が。ヒグマが出没している時はクマ情報も載せてくれるとのこと、周辺を観光する予定の方には必須のインフォメーションコーナーです。
知床羅臼産、道東産の食材を使用した食事
知床サライで味わうことのできる食事は、新鮮な地場産品を心ゆくまで楽しめるのが特徴。特にディナーのコースは、次々と運ばれてくるメニューに行きつく暇がありません。見た目も美しいので、写真を撮っている間にどんどん運ばれてきます。
羅臼産の魚や昆布はもちろん、浜中産のエゾシカや、北海道らしくじゃがいもにバターを乗せて食べることができるのもうれしいですね、お酒のお供に嬉しいスモークされたチーズやピザなど、北海道きっての酪農地帯らしい味覚を楽しむことができます。
ちなみに知床サライは、宿泊をしていない方でも食事をしに来ることができます。ランチでおすすめなのは「道東ジビエの鹿肉ロースト丼」。新鮮な鹿肉を使用したジビエ料理は、くさみもなくそして柔らかい、こだわりの一品です。
シンプルで清潔なお部屋
さて肝心のお部屋ですが、過不足のないシンプルな造りで安心して滞在することができます。枕もとの電源、安定したWi-Fi、アメニティも充実。建物自体がまだ新しいので、清潔なトイレやユニットバスは、特に女性やファミリーには嬉しいですよね。
デスクも広いので、今はやりのワーケーションでの滞在にも最適です。窓を開けるとすぐに海が広がっているので、仕事の合間の息抜きにもなります。
ちなみに、知床羅臼のほか道東を楽しむ現地ツアーも用意されています。「知床羅臼のヒグマ観察とシャチクルーズ 1泊2日」「夏の道東 知床半島の王者ヒグマとマッコウクジラに出会う旅 4日間」など、長期滞在しながらじっくりとこの地を満喫することができます。
お一人での旅行や少数でのグループなどで知床観光をする際は、知床サライに泊まってグルメやアクティビティツアーを楽しんでみてください。
「知床ねむろマガジン」編集部。知床ねむろエリアが持つ潜在的な魅力を掘り起こし、お伝えしています。