秋晴れの気持ちがいい天気の中、旧標津線フットパスのトレッキングに参加してきたので、その様子をご紹介いたします。今回参加したのは健脚コース7.5km!9:00に集合して12:00頃には終了する、3時間程度のトレッキングです。
まずはガイドの山崎さんから旧標津線フットパスのお話をお聞きします。
旧標津線フットパスは、その名のとおり昔の線路跡を利用した歩く道です。北海道にはかつて多くの鉄道が通っており、標津線は根釧原野に総延長116km以上の鉄道が通り、標津町から根室市厚床まで続いていたものです。しかし1989年に廃線となり、現在に至っています。それを2000年代に入り、フットパスにする動きが出てきて実際に利用されるようになりました。
もともとは線路だったので、歩いているとこうして川にかけられた橋の上をとおります。
鉄骨の橋が架けられているのは鉄道が通っていたからなんですね。この上を勇壮に走っていたであろう光景を想像し、歴史の流れを噛みしめながら一歩一歩進んでいきます。
途中ではかつての人々の営みの痕跡を見ることができます。開拓の歴史と産業の発展に伴ってその役割を終える。この旧標津線フットパスの魅力は、ただのトレッキングではなく歴史にも触れることができるところなのだと思います。
有数の酪農地帯である別海らしく牧場のすぐ近くを歩くことができるので、こんなに間近に牛を見ることもできます。もちろん絶対にエサをあげようとしたり触ろうとしたりすることはしないでくださいね。
同じく遠くには馬の放牧の景色も見られます。爽やかな秋晴れのもと、伸び伸びと過ごす牛や馬たちをみていると、日々の疲れなんて吹っ飛んでいくような気がします。休日の楽しみ方としてすごくいいアクティビティですね。
天気がいいので、木々の間から差し込む木漏れ日もきれい!
健康的にアクティビティを楽しむ旅もいいものですよね。週末はお近くのフットパスや登山に出掛けてみてはいかがでしょうか?
「知床ねむろマガジン」編集部。知床ねむろエリアが持つ潜在的な魅力を掘り起こし、お伝えしています。