アクティビティ

昔のトドワラの景色が残る。ナラワラの原生林を歩くスノーシュートレッキング

野付半島で有名なトドワラですが、実は地盤沈下なども影響して、一昔前と比べて数がどんどん減っています。

そんな昔のような圧倒的な立ち枯れの風景を楽しむことができる、ガイド同行限定ツアーに参加してきたのでご紹介します。その名もナラワラ「ミステリーツアー」。時空を超えた森との出会い…これは期待が膨らみます。

まずは野付半島ネイチャーセンターに集合し、ガイドさんからツアーの注意事項や内容を説明していただきます。今日の目的地はトドワラではなく、半島を少し引き返した場所にあるナラワラの森です。

車で数分移動した先で、再度注意事項を聞いてから歩き出します。途中にはエゾシカの囲い罠の施設があったり、野付ならではの景色や魅力を感じることができます。

少し進んだ先で、スノーシューを装着します。スノーシューを履くのが初めてのメンバーもいましたが、ガイドさんが丁寧に教えてくれるので安心ですね。スキー靴を履くように、カチカチと調節しながら固定します。装着が甘いと後でゆるくなって脱げてしまうこともあるので、ここは焦らずにしっかりと履きましょう。

森の中を一列で進みます。途中、木が斜めに生えている場所で、ガイドさんから解説が。海から吹き付ける風によって気が曲がってしまうらしく、自然の厳しさと激しさに驚き、そして学びながら歩いていきます。

小さな森を抜けると、次に待っているのは立ち枯れた木々が終末世界のような雰囲気を漂わせる、ナラワラの原生林。普通に暮らしていたら絶対に見ることのできない、圧倒的な世界。

雪原、立ち枯れときたら、RPGなら冒険もそろそろ終盤。そんな妄想に浸りながら、この不思議な世界を楽しみます。

ところどころには、風が作り出す自然のアート「風紋」が。光が反射してキラキラと光ります。

歩き続けて汗をかいたら、いったん小休止。お茶菓子とコーヒーで一服。

今日の行動食は「標津羊羹あられ」。ただでさえ疲れた身体に染み渡る標津羊羹ですが、これは砂糖がまぶしてあるので手が汚れず、外で食べるのにぴったり。

ツアーを終えて、参加したメンバーも大満足の表情。

  • 喧騒から離れた幻想的な世界を黙々と歩くので、自然と静かになってしまう
  • 自分を見つめなおす時間になった
  • 真っ白な景色が広がるので、カラフルな服を着て写真を撮ると映えるかも
  • 少人数でのツアーなので、ガイドさんから説明をしっかり聞けて満足
  • 野生動物もいて空気もきれいで、都会からきたら絶対人気が出るツアー

など、嬉しいコメントも続々でした。

秋にはアッケシソウがきれいに咲くなど、季節によって表情を大きく変えるナラワラのミステリーツアー。

ぜひ参加してみてください!

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「知床ねむろマガジン」編集部。知床ねむろエリアが持つ潜在的な魅力を掘り起こし、お伝えしています。

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