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氷の大地を眺めながらホタテと潮彩牛を食べまくる 〜 知床ねむろキャンピングカー滞在記「別海編」〜

どうも、しげのざです。

普段キャンピングカーに乗りながら北海道各地を周っているのですが、その中でも知床ねむろエリアは滞在しながら楽しめる場所が盛り沢山!

1つの記事では紹介しきれないので、各市町村を拠点としたキャンピングカー滞在記をシリーズでご紹介していきます。第1弾は知床ねむろエリアの南に位置する「別海町」。そこには真冬でも絶景が広がり、自然と笑顔になれる最高の食材が揃いまくっていて……。「これぞ北海道の旅!」と言える別海町の大満足滞在記をご覧ください。

北海道旅はキャンピングカーとともに

キャンピングカーなら好きな景色の場所で車を停めてランチを始めたり、その場で仕事を始めっちゃったり、車内が子供のジャングルジム状態になったり、愛犬とゆっくり過ごすことができたりと、過ごし方の幅が広がります。また電源完備でパソコンなどが広げられる机もあるので、昨今話題の「ワーケーション」にも活用できます。

そして何より、北海道の広大な自然を背景にキャンピングカーでドライブ。最高ですよね。

ちなみにこのキャンピングカー、普段は僕が所有しているのですが、使わない時期も多くその時は道東を拠点にキャンピングカーレンタルサービスを提供している「Vantrip」に預けてレンタカーとして使ってもらえるようにしています。実は根室中標津空港への配車にも対応していますので、よければレンタルして知床ねむろのキャンピングカー旅を楽しんでみてください。

Vantirp
本社所在地:北海道河西郡更別村字更別南一線93-38
TEL:050-3553-3823
配車:道内各空港にて配車が可能です。

公式サイト

拠点「ミートハウスながの」で大パノラマを満喫

別海町は「牛を飼っている頭数」が日本一の市町村で、牛乳の生産量も日本一!そして太平洋にも面しており、ホタテや鮭、ホッカイシマエビなどの海鮮の名産品も揃っている町です。

今回は、別海町で車中泊ができるスポットを準備している「ミートハウスながの」を滞在拠点にすることにしました。ミートハウスながのは尾岱沼という港町にあり、太平洋に面し北方領土の国後島が25キロ先という場所にある、最果て感満載の非日常体験をとことん味わえる旅の拠点となっています。

早速、今回の旅の拠点となる「ミートハウスながの」に到着。中標津空港からは30分ほどの好立地です。この敷地内で飲食店とゲストハウスを営んでいます。

オーナーである永野さんは元々酪農業を営んでいたのですが、肉牛を育てるようになり牧場ブランド「潮彩牛(しおさいうし)」を確立。自慢の肉牛を堪能できる場所としてミートハウスながのをオープンしました。

そして次なる構想は「若い人が戻ってこれる場所にしたい」という想いのもと、尾岱沼や飛雁地区を遊べる拠点として整備し、アウトドアガイドなどで生計が立てることができる地域作りに挑戦されています。

まずはこの広大な景色を堪能してほしいと敷地の裏側に海の景色を堪能させていただきました。ちなみに僕が今歩いている白い地面の真下はなんと「海」なんです。野付湾という海なのですが真冬になると海面は凍るそう。凍った海面を歩いています。

スノーシューをはいて散歩をしたり、スノーモービルで引っ張られたり、ワカサギ釣りをしたりと、様々なアクティビティが用意されています。

肝心の景色はというと、見ての通り一面凍った海と知床半島や国後島が見える絶景中の絶景です。行ったことはないのですが「ウユニ塩湖」に行ったような気分になります。

全景見渡しても空と山。遠くには知床半島国後島を見ることができます。

食料調達! 大森商店

今日の夜はバーベキュー会場を用意してくれるとのこと。でもせっかくだから自分たちでも食糧を調達をしに行こうということで、車で5分の「尾岱沼漁港」にやってきました。ここはホタテをはじめ、ホッカイシマエビや鮭、いくらが名産品の漁港です。

地元の方が「ここは美味しいんだよー」と教えてくれたのは「大森商店」さん。

氷下魚(こまい)が店先に並んでいました。あー最高。もう美味しいです。

氷下魚とは、主に北海道で漁獲され北海道の酒のアテとして人気を誇る魚。12月後半から2月下旬が旬なのですが、「氷下魚」と漢字で書く由来は厳冬期に氷を割って漁獲(氷下待ち網漁)したことからだそうです。別海町に隣接する風連湖では氷下魚がたくさん獲れるそうです!

店内には日持ちする土産物がずらりと並んでおり、全く聞いたことのない珍味も。

「おおの貝」は、風蓮湖で獲れる超貴重な珍味だそう。なんと1年の中で大潮の1~2日しか漁獲されないほど貴重な貝だそうで、まさに幻の珍味。軽く火であぶって食べると美味しいらしく、実際に食べてみるとほたての貝柱のようで、旨味がじわりと広がるお酒の友だちとして重宝したい味でした。お酒好きの人へのお土産におすすめです!

その他に「鮭とば」「べつかいの牛乳屋さん」の牛乳を購入。

北海道民大好きなおやつ「鮭とば」は「秋鮭を半身におろし、皮付きのまま細く切って、潮風に当てて干した」保存食。堅さを楽しむのも鮭とばの醍醐味なので、僕は運転中に眠くなりそうな時に鮭とばを噛み続けて眠気を紛らわせたりしています。

大森商店
住所:北海道野付郡別海町尾岱沼湊町201
TEL:0153-86-2411
営業時間:9時〜17時

買い物が終わり、そうこうしている間に陽が沈んできました。ミートハウスながのには絶景の夕焼けスポットもあります。30秒歩いて近場の河口付近に到着するとこの景色。尾岱沼や飛雁地区には、惚れ惚れする情景が360度広がっています。

テントの中で真冬バーベキュー

陽が沈んだところで、大型の三角テントの特設バーベキュー会場へ。これでマイナス20度のような極寒でも安心してバーベキューを堪能できます。外で食べるという行為自体が最高ですからね。

買ってきた氷下魚も用意して、準備万端です!

プルプルのホタテ

半分食べてもまだこの大きさ!想像以上の大きさなのに、とっても柔らかく食べ応え十分!大きいから大味かというと全くそんなことはなく、甘さも旨味もしっかり詰まって「美味い!毎日でも食べたい!」。そう叫びながら噛み締めました。

ホタテの横には熱々のジンギスカン。少し生姜の効いた味付けで体がさらにポカポカに。(ちなみに明日は、ミートハウスながの特製の「湖彩牛(しおさいうし)」が出てきますので、このまま読み続けてください!)

これでもか!という程のほたてを食べまくり、バーベキューは終了。ごちそうさまでした。

ゲストハウス 四季の宿泊所

本日の宿泊はキャンピングカーではなく、ミートハウスながのの敷地内にある「四季の宿泊所」ゲストハウスに泊まらせていただくことに。今回はキャンピングカーの旅と言いながらも、私が欲張りなので「キャンピングカーがなくても楽しめる場所としても紹介したい!」ということで、宿泊させてもらうことに。

ベッドが5人分。さらにキッチンとバス付きで作業も快適にできます。どんな交通手段であっても、別海町の旅の拠点として十分すぎる環境が整っています。

ちなみに、車で数分の場所には温泉もあります。露天風呂がめちゃくちゃ最高でした。

朝日が綺麗と耳にしたので翌日はかなり早起きをしたのですが、2日間とも曇りとなってしまい見ることができませんでした。みなさんにはぜひ絶景朝日を見て欲しい。

ということで気を取り直して2日目がスタート。今日の朝はミートハウスながので朝食をいただきます。

鮭といくらの定食です。これはご飯に乗せるべきだろうと勝手に「鮭親子丼」に仕上げてみました。言葉になりません。最高です!食後には酪農王国「別海町産の牛乳」も。朝から幸せすぎてごめんなさい。

四季の宿泊所
住所:北海道野付郡別海町尾岱沼岬町
TEL:0153-86-2368
チェックイン:15時 チェックアウト:11時
定休日:不定休
※車中泊については、要問い合わせ

公式サイト

野付半島ネイチャーセンター「ミステリーツアー」

2日目のAMは野付半島を堪能することに。ミートハウスから車を走らせて15分ほど。途中の野付半島の海沿いには、大きなツノを突き出したエゾシカの群れを見ることができました。改めて、すごい場所に足を踏み入れているなという実感が湧いてきます。

野付半島は全長約26kmにわたる砂嘴(さし:砂が堆積して形成された嘴(くちばし)形の地形)で、規模としては日本最大。多様な底生生物(甲殻類や貝類など)が生息しており、それを餌とする様々な種類の鳥をみることができます。また生えている植物なども変わっており独特の風景を保持していることから根強いファンが多い場所でもあります。

今日は野付半島ネイチャーセンターの「ミステリーツアー」に参加。

このツアーは入林許可が必要な国有林に入ることができますが、許可はネイチャーセンターが認めたガイドさんの同行を条件に、森林管理署の協力を得て、2020年秋から始まったツアーなんだとか!

また、訪れることができる国有林も「ポンニクル」「オンネニクル」の2ヵ所があり、どちらに行けるかは当日までわからないということも「ミステリー」と名前を付けている理由だそうです。ちなみに本日はポンニクルに向かうことになりました。

 

野付半島は年々地盤沈下が進んでいる場所。単純計算では100年後には海に沈んでしまうという話もあります。地盤が沈んでいる影響で標高が低くなり、海から近い場所は海水が侵入することによって木が枯れてしまい、立ち枯れている樹木が並ぶ少し奇妙な景色を見ることができます。

立ち枯れた木が並んでる先に突然、生きた木々が緑の葉を付けていたりもします。

オオワシが僕たちに睨みをきかせにきました。静かな風と足音しか聞こえない時間があると思えば、鳥の声が鳴り響く時間が続いたりと、動物たちの縄張りにお邪魔させてもらっている緊張感のある時間が時折やってきます。

かと思えば小鳥のさえずりの泣き真似をすると小鳥が集まってくる場所があったりと、和やかな時間も訪れます。

アカゲラなどが木を突いた跡です。あちらこちらに点在しており、枯れ木と生きた動植物とか混在する現場を目の当たりするツアーでした。北海道では生きた荒々しい自然の原風景を見るツアーに参加することが多いですが、ここでは栄枯盛衰の「枯・衰」の木々を見るというなんとも考えさせられる心が鎮まるツアーでした。

枯れ木に腰掛けて休憩したり写真を撮ったりの、3時間のツアー。想いを馳せながらゆったりと過ごすことができました。

途中でコーヒータイム。3時間ほどのツアーを終えお腹が空き始めたので、次なる別海町の魅力を堪能しに移動します。

野付半島ネイチャーセンター
住所:北海道野付郡別海町野付63
TEL:0153-82-1270
ミステリーツアー (ネイチャーウォーキング)
期間:9月〜3月上旬頃
定員:2〜9名程度
完全予約制

公式サイト

別海町の人気海鮮ランチ「白帆」

昼食は、尾岱沼港町の名店・白帆(しらほ)を訪れました。別海町で獲れる海の幸を堪能することができます。

ほたて丼

昨日のバーベキューと同じく、圧倒されるほどのほたての大きさ。別海町のほたてはとにかく大きい!そして一口噛めば、衣のパリパリとほたての柔らかさが重なります。口の中では、ほたての甘さはもちろん衣の塩加減がまた絶妙で、昨晩食べた「焼きほたて」とはまた異なる味わいを堪能することができました。

えびしおラーメン

ほたてだけではありません。えびも尾岱沼の自慢!透き通ったスープはえびの旨味をふんだんに感じることができ、麺もツルツル喉越しよく、軽くたいらげてしまいました。夏場はホッカイシマエビ丼が有名ですが、この時期にえびを楽しむなら「えびしおラーメン」がおすすめです!

食事処 白帆
住所:北海道野付郡別海町尾岱沼港町170
TEL:0153-86-2033
営業時間:11時〜20時30分

カフェ&パンケーキ「TRUNK」

ランチで大満足の僕たちは歩き疲れたこともあり、少しコーヒーを飲んでゆっくりしたいよねということで、次なる目的地を別海町市街地にあるカフェにすることにしました。

別海町の街中には、いわゆる「観光名物!」ではない人気のお店がいくつもあり、おしゃれなカフェが堪能できるのもおすすめのポイントです。今回はコーヒー豆の販売などもしているという「TRUNK」を訪れました。

サイフォンで丁寧に淹れられるコーヒーを見ながら、旅の思い出と撮影した写真を振り返り、コーヒーを淹れ終わるのを待ちます。

コーヒーは、牛乳との相性もよいという深煎り「ベツカイブレンド」を注文。店内に柔らかく広がっていたコーヒーの香りは、手元にカップがくるとグッと体中を駆け巡るほどの香りに変わり、飲む前から美味しさを感じます。口に含むと重厚感のある深い味わいで、ホッと一息つくことができました。

ゆっくりコーヒーを飲んでいると、他のお客さんが頼んだパンケーキが横切りました。

甘いものは別腹と言わんばかりに食べたくなってしまったので、TRUNKさん人気の「ふわふわのパンケーキ」もいただきます。

名前の通り、クリームもパンケーキもフワフワ。しつこさのないクリームに、しっとり口に馴染む生地は気付いたら一気に食べ終わってしまいました。これがまた憎らしいほどにコーヒーと合うのです。ごちそうさまでした。

CAFE TRUNK
住所:北海道野付郡別海町別海旭町94
TEL:0153-74-8133
営業時間:11時〜17時30分

最後の最後もホタテ!潮彩牛を食らう!

別海町での最後の夜も滞在拠点ミートハウスながのでご飯。今晩はお店の中でいただきます。

ほたての刺身盛り

まずはテーブルに「ほたて刺身の盛り合わせ」がやってきました。生の刺身、白だしと日本酒漬け、醤油と日本酒漬け、卵巣、ミミとバラエティに富んだほたての刺身をいただきました。贅沢すぎますねえ。

そりゃ、ビールも美味しいです。日本酒に漬けたほたては風味が引き立ち旨味が出てくるのでビールと合わせると最高でした。

潮彩和牛のビーフシチュー

次にミートハウスながので人気メニューだというビーフシチュー。シチューは熱々で、お肉はホロッホロでトロットロ!クセの少ない肉で、旨味が噛めば噛むほどに肉の旨味とシチューのコクとが相まって、僕の口と脳みそが大喜びしていました。

潮彩牛の肉寿司

最後の最後まで飯テロで申し訳ありません。そして締めに出てきたのは、これまた自慢の潮彩牛で巻いた「肉寿司」。焼き具合やトッピングもそれぞれネタによって異なります。

しっかり焼いて、北海道人が大好きな山わさび醤油づけとともに味わったり…

ローストビーフの肉巻き寿司であったりと、何度も「旨味」が出てきて申し訳ないんですが、もう肉の赤身の旨味が美味い!クセもなく、軽やかさがこのお肉にはあって、お寿司にしたら本領発揮!真骨頂!というのが伝わってきました。

ごちそうさまです!!!

ミートハウスながのでは、その他にもハンバーグやステーキ、パスタやカレーといった洋食も提供しており、老若男女問わず、どんな気分の時でも楽しめる豊富なメニューが揃っています。宿泊を伴わずとも尾岱沼付近に訪れた際にはぜひ、立ち寄ってもらいたいレストランです。

※「肉寿司」は通常メニューではないので、事前にお問合せください

ミートハウスながの
住所:北海道野付郡別海町尾岱沼岬町
TEL:0153-86-2368
営業時間:11時〜20時

公式サイト

知床ねむろで肉食したいなら、こちらの記事もオススメです。

別海町キャンピングカー真冬の旅

別海町の真冬の旅はいかがでしたか?

今回は必ずしもキャンピングカーで旅をする必要がない内容で進めていきましたが、アクティビティの間の着替え、撮影機材の充電やパソコン作業などを随所でキャンピングカーが活躍してくれています。何より紹介したい内容が盛り沢山だったために、キャンピングカーについては削った部分が多かったのです。。。

本記事で紹介したツアー行程は、「北海道ならではの最果ての絶景を堪能しつつ合間に食べまくる」という、尾岱沼拠点だったからこそ堪能できた満腹コースでした。皆さんにもぜひ味わってほしいですし、来年の冬も必ず訪れようと思います。何より朝日が見れなかったのが悔しいです。

ぜひ、真冬の別海の旅を選択肢の一つに!

ライター/カメラマン

一般社団法人ドット道東理事。道東のプロジェクトマネージャー。大学まで京都で過ごし、2011年に札幌、2016年から帯広在住。どうせ住むなら楽しみたいという思いから、遊びの延長で、ブログ書いたり、動画撮ったりしています。2021年は根室エリアが熱くなる!

渡辺 誠舟
カメラマン

北海道の真ん中・南富良野町をベースに道内各地を駆け回り、フリーランス的に活動中。夏はラフティングガイド、冬はスキーカメラマンなどのアウトドアな仕事もしながら、写真・映像の撮影やWebの文章・動画編集など、デジタルコンテンツの制作を行っている。

.doto編集部
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北海道の東、道東地域を拠点に活動する一般社団法人ドット道東の編集部。道東各地域の高い解像度と情報をベースに企画・コンテンツ制作をおこなう。自社出版プロジェクト・道東のアンオフィシャルガイドブック「.doto」などがある。

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